| 正常咬合 |
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| これは虫歯の検診に来院された中1の女子のお口の中です。 |
・安定した上下の噛み合わせと、ゆったりしたアーチを描いています。
矯正治療をしなくても、
こんなにきれいな人もいるのです。 |
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きれいな歯並びってどんなものでしょうか?
A 上あごと下あごの発育が良く、バランスがとれている
(例えば上あごが小さかったり、下あごが大きければ受け口(反対咬合)になります)
B 口を閉じる時、歯がぶつかって左右前後にずれない
C 歯を囲んでいる舌、唇、頬などの力のバランスがとれていることと、それを乱す悪いクセがないこと
(例えばポカンと口をあいていたり、頬杖、指しゃぶりなどがない)
D 歯の数や形が正常であること
(大きい虫歯などで抜いたりするとバランスがくずれ始めます)
これら4つのうち1つでも欠けるときれいな歯並びになることは難しくなってしまいます。
遺伝的なものもありますが頻度は約5%で、その他日常生活の習慣に注意することで防ぐことは可能です。
また、たとえ遺伝的な骨格があっても早期であれば不正咬合の程度を軽減することは可能です。

A. あごの発育のために
大昔の人に歯並びの悪い人は殆んどいませんでした。
調理も不十分だった為よく噛まざるを得なかったのです。
ところが今は加工食品も出まわり、食事にかける時間は短縮され、噛む回数の減少により、顎の骨に刺激が加わらず、その子に合った正しい大きさにならない子供さんが増えています。
顔の発育に関しては6歳で顔の骨の80%が完成します。
右の図は出生時と成人の顔の骨ですがいかに歯がはえている上下の骨が大きく変化しているかわかると思います。
また上顎の骨が顔の70%を占めています。
この上顎の骨が発育する為に噛むという外力の刺激が必要です。
十分な外力が加わらなければやがて中顔面が劣成長となってしまいます。
◆生後5〜6ヵ月位まで(哺乳期)
母乳や人工乳での発育ですが、この「吸う」という行為は学習しなくても本能的に可能です。
赤ちゃんはあごを上下させて噛んだり飲み込んだりする筋肉(咀?筋)を使っており、やがて噛むことに
移行していきます。
そこで健康な顎を育てるために、できるかぎり母乳にして吸う力を鍛えましょう。
やむを得ず哺乳ビンを使用する場合も穴が大きすぎると筋肉も鍛えられず、噛む力も
弱くなってしまいます。スタートは0歳始まっています。
◆乳歯萌出から永久歯萌出まで(固型食移行〜食習慣形成期)
歯がはえれば自然に噛めると思っている方が多いのですが、正しく噛む(咀嚼)そして飲み込む(嚥下)行為は子供が3歳位までに学習して身につける能力です。
この時期注意してあげたいことは
a 生活リズムをきちんとして空腹で食事の時間を迎える。
b 月齢、年齢に合った食材の選択と、徐々に多様化していくこと。楽しい食事時間がもてる様に食事は「早く食べなさい!」と急かしたりしないこと。
c 歯科の立場からは、正常な咀嚼と嚥下の獲得を目ざします。前歯で食べ物を噛み切り、奥歯に運ばれ咀嚼が開始されます。
正しい嚥下(飲み込む)とは、唇は閉じられていて、
舌はしっかりと上あごについており、上下の奥歯も噛んでいます。
間違った嚥下については『早めに治しておきたいお口のトラブル』のページを見て下さい。
◆永久歯列完成まで
正しい咀嚼や嚥下が獲得できれば、あとは食材と調理の工夫で「歯ごたえ」を食卓にのせてあげて下さい。
(詳しくは当院のホームページ「アイディアクッキングのすすめ」を見て下さい)
前歯の為に
「捕食」(かぶりつくこと)をポイントとして細かく切らず長く大きなままで・・・。
奥歯の為に
「噛みごたえ」のある食事食材は繊維性のものを少量、ほおばるほど口の中には入れずにゆっくりと 噛むこと。水分と一緒に流し込まない様に水分は「ごちそうさま」の後でとりましょう。噛めばちゃんと つばも出てきます。
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C. 歯列を囲んでいる舌、唇、頬のバランスがいい
皆さんの歯は隅然にそこにはえているのではありません。前歯は前から唇で押さえられ、後ろから舌で押されています。そして奥歯は外から頬で押さえられ、内から舌で押されています。
このバランスがとれていないと出っ歯になったり、Vの字の細い歯列になっていきます。
このバランスを乱す癖
(例えば4、5歳以降の指しゃぶり、咬唇癖、弄舌癖、口呼吸、嚥下癖など)は改善していきましょう。
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